IB Internal Assessment (IA) の書き方|高得点を取る型と進め方
内部評価 (IA)

IB Internal Assessment (IA) の書き方|高得点を取る型と進め方

IA は「才能」ではなく「型」で決まります。テーマ選びから提出まで、減点されない進め方を順番に整理しました。

Internal Assessment(内部評価、IA)は、ほとんどのIB科目で課される探究レポートで、最終スコアの 20〜30% を占めます。外部試験(Paper)と違い、時間をかけて計画的に積み上げれば確実に得点できるのが最大の特徴です。逆に、行き当たりばったりで進めると評価規準を取りこぼします。だからこそ、IA は最終スコアを底上げする戦略の中でも、コントロールしやすい部分です。

IAで点が決まる仕組み

IAは「面白いかどうか」ではなく、科目ごとの 評価規準(criteria) にどれだけ沿っているかで採点されます。たとえば多くの科目で共通するのは次のような観点です。

  • リサーチクエスチョン(RQ)の明確さと焦点
  • 方法・分析の妥当性
  • 結果の解釈と考察の深さ
  • 評価(限界・改善点)の誠実さ
  • 体裁・引用・語数の遵守
最初にやるべきは、自分の科目の Subject Guide を開いて criteria を印刷すること。「どこで点が入るか」を知らずに書き始めるのが、最大の失点パターンです。

テーマとリサーチクエスチョンの立て方

IAの成否の8割は RQの設計で決まります。よくある失敗は「テーマが広すぎる」こと。これは語数の長いExtended Essay(EE)の進め方でも共通する、最初の関門です。

  1. 興味のある大枠を決める(例: 運動と心拍数)
  2. 対象・条件・期間を絞る(誰が・どの条件で・どれくらい)
  3. 自分で測定・分析できるサイズまで小さくする
  4. 一文の「問い」の形にする

良いRQは、答えが一文では出ないが、与えられた語数で扱える 大きさです。狭すぎると分析が薄くなり、広すぎると焦点を失います。科目ごとの具体例は、たとえば数学の探究(Math IA)の書き方のように、科目別の規準に沿って確認すると掴みやすくなります。

進め方とスケジュール

段階やることつまずきポイント
1. 計画テーマ確定・RQ・方法の決定広すぎるRQで後から詰む
2. 収集データ/資料の収集量・質が criteria に足りない
3. 分析結果の処理・解釈「結果の羅列」で考察が浅い
4. 執筆構成に沿って執筆語数オーバー・引用不備
5. 推敲criteria で自己採点提出直前で時間切れ

特に重要なのは 段階1で時間を惜しまない こと。RQと方法が固まっていないまま収集に進むと、後から全部やり直しになります。

よくある失敗と対策

  • 結果を並べただけで考察がない → 「なぜそうなったか」「何が言えるか」を必ず一段深く。
  • 評価(limitations)が雑 → 限界と改善案を具体的に書くと criteria が埋まる。ここはTOK(知の理論)の考え方で鍛える「根拠と限界を疑う視点」がそのまま効きます。
  • 引用・出典の不備 → 提出前に引用形式を統一。剽窃判定は致命的。
  • 語数オーバー → 超過分は採点されない科目もある。早めに削る前提で書く。

IAは「正しい型」を知っているかどうかで大きく差がつきます。RQが定まらない、criteria の埋め方が分からない——そんなときは、IBを通ってきた先生に 設計段階で一度見てもらうだけで、無駄な遠回りを大きく減らせます。

よくある質問

IAはいつから始めるべきですか?
DP1の後半〜DP2前半に start するのが理想です。多くの科目でIAが同時期に重なるため、最も得意な/データが集めやすい科目から着手すると詰みにくくなります。
リサーチクエスチョンが決まりません。
「広すぎる」ことが原因の大半です。対象・範囲・期間を絞り、自分で測定・分析できるサイズまで小さくしてください。良いRQは『答えが一文で出ないが、与えられた語数で扱える』大きさです。
評価規準(criteria)はどこで見られますか?
各科目のSubject Guideに criteria と配点が明記されています。提出前に必ず criteria ごとに自己採点し、点が入っていない規準を埋めるのが最短の得点アップです。
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