IB Extended Essay (EE) の書き方|テーマ選びから提出までの完全ガイド
コア (EE)

IB Extended Essay (EE) の書き方|テーマ選びから提出までの完全ガイド

4,000語の論文と聞くと身構えますが、EEは「テーマ選び」と「問いの設計」で9割が決まります。最短ルートを整理しました。

Extended Essay(EE)は、IB Diploma のコア(必修)コンポーネントのひとつで、4,000語の自主研究論文 です。TOK と合わせて最大 3点 がディプロマスコアに加算されます。長い論文に見えますが、勝負は書き始める前——科目とテーマ、そしてリサーチクエスチョン(RQ)の設計でほぼ決まります。

EEの位置づけと配点

EEはTOKエッセイの成績と組み合わせて評価され、両者のマトリクスで 0〜3点 がスコアに加算されます。45点満点のうちの3点は大きく、スコア戦略の上でも軽視できません。合否や進学要件に直結することもあります。

まず押さえるべきは「EEとTOKはセットで点になる」という事実。EEだけ頑張ってTOKを軽視すると、加点を取りこぼします。

科目とテーマの選び方

EEは「好きだから」だけで選ぶと失敗します。チェックすべきは次の3点です。

  • 資料が手に入るか: 一次・二次資料、データ、文献が十分か。
  • 分析手法を持っているか: その科目の方法論で扱えるテーマか。
  • 問いに焦点があるか: 4,000語で扱いきれる範囲か。

得意科目でも、データが集まらないテーマは途中で行き詰まります。「資料が確実にある」ことを先に確認してからテーマを絞り込みましょう。

リサーチクエスチョンの設計

良いRQは、狭く・分析的・答えが自明でない こと。

  1. 大枠のテーマを決める
  2. 「なぜ」「どの程度」「どう違うか」など分析を促す形にする
  3. 4,000語で論じきれるサイズに絞る
  4. 一文の問いに落とす

「〜について述べよ」式の記述的なRQは点が伸びません。比較・因果・評価を含む問いにすると、考察に深みが出ます。

スケジュールの目安

時期やること
DP1 中盤科目・テーマ決定、指導教員(supervisor)と面談
DP1 後半資料収集・RQ確定・アウトライン
DP1末〜DP2初初稿執筆
DP2 前半推敲・引用整理・語数調整
DP2 中盤最終提出

EEは締切が遠いぶん後回しにされがちですが、初稿を早く出すほど推敲の時間が取れて点が伸びます。こうした長期課題は時間管理の巧拙が結果を左右します。supervisor との面談(reflection)も評価対象なので、記録を残しましょう。

よくある失敗

  • RQが記述的で分析が浅い → 比較・因果・評価を含む問いに作り替える。
  • 資料不足で論証が薄い → テーマ確定前に資料の有無を確認する。
  • 語数オーバー → 4,000語超過は採点外。削る前提で構成する。
  • 引用・参考文献の不備 → 形式を統一し、剽窃を避ける。

EEは長期戦です。テーマと問いの設計でつまずくと4,000語すべてが空回りします。もう一つの大きな評価であるIAと並行して進める時期もあるため、設計段階でIB経験者に方向性を確認しておくと、書き直しのリスクを大きく減らせます。

よくある質問

EEは何語ですか?
上限4,000語です。超過分は採点対象外になるため、結論や注釈の削りしろを残して書きます。語数管理は最初から意識してください。
どの科目でEEを書くべきですか?
『興味がある』だけで選ばず、十分な一次/二次資料が手に入るか、自分が分析手法を持っているかで選びます。得意科目でもデータが集まらないテーマは詰みます。
EEとTOKでコアポイントはどう決まりますか?
EEとTOKの成績の組み合わせで最大3点が加算され、IB Diplomaの45点満点のうちの貴重な3点です。どちらかがE評価だと修了要件に関わるため、両方とも『落とさない』ことが先決です。
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